振り返る転職した契機と動機

 

転職する上で重要な動機・目的・計画性

転職した契機

ここ数年、転職して間もない方から新規で相談を受けるケースが多い。事前に計画していたわけではないが、あるキッカケで転職したものの、いざ入社してみると「想定していた仕事内容異なる」、「会社・職場の方針や雰囲気と合わない」、「 上司・同僚との相性が悪い」、「能力以上に厳しいパフォーマンスを要求される」、「劣悪な就業環境である」など、その理由は様々だ。

こういったケースの場合、①「やむなく早期に退職・転職する」、②「しばらく様子を見ながらタイミングを見計らって退職・転職する」、②「とにかく耐え忍びながら状況の改善や環境の変化を期待する」のいずれかの選択になるだろう。いずれにしろ、この時期は使用期間に該当していることが多く、早々に退職してしまうべきかどうかも含めて判断が非常に難しくなる。こういった場合は、当社としても可能な限りのアドバイスやサポートをさせていただくのは勿論であるが、それでは、ご相談者はなぜこのような状況に陥ってしまったのか。

お話をお聞きしながらその足跡を振り返ると、そもそもその会社には「どういう『契機』と『動機』で転職したのか?」という点に行き着くことになる。様々なチャネルを通して膨大な求人情報が発信されている昨今の転職市場においては、誰にでも同じような状況に陥ることが考えられるので、当社へ転職相談にお越しいただいた方々から直接お聞きした実際のケースを参考にしてもらいたい。

※人材紹介業界のカラクリとして、大手人材サービス会社や外資系人材紹介会社を中心に「どれだけ求人企業へ応募させたか!」という応募数が、コンサルタントの週間・月間KPIとして厳しく管理されている。そのKPIが死活問題となるコンサルタントによっては、転職希望者に対して十把一絡げに大量の求人情報を送りつけたり、離職率の高い求人企業を強引に勧めてくる(知らぬ間に勝手に応募させられていた)といったケースもあるので、この点は注意しほしい。(当社ではそういった短絡的なKPI管理や強引な対応は一切存在しないということを、念のためにお伝えしておく。)


転職の動機・目的・計画性

転職は「ご縁」と「タイミング」であることは言うまでもないが、上記のケースで概ね共通していることは、いずれも事前に計画していたものでなく、そこに明確な意思も存在していなかったと言えるのではないだろうか。かのエイブラハム・リンカーンの有名な言葉「意志あるところに道は開ける」が伝えている通り、転職を最終的に決断するのは自分自身であるが、重要なことは、その「動機」や「目的」、「計画性」以外の何ものでもない、ということである。

必ずしも上記のようなケースに当てはまる方ばかりではないが、もしこういった状況に陥ってしまった場合は、まずは信頼できる人材紹介コンサルタントへ相談し、助言を受けながら今後の可能性を模索し、現状に即した最善の判断をお勧めする。

プロフェッショナル・リクルートメント事業部
樋口 拓摩